フラワーオブライフ、メタトロンキューブ等の神聖幾何学やヘンプのアイテム、高品質の天然石やジュエリー等を販売する老舗クリスタルショップです。

30周年を迎えたK C JONES スペシャルインタビュー (6)

貨幣経済について思うこと

interviewer
keiko

さて、ちょっとここで切り込んだ質問してみたいと思います。
ニノさん、ブログにも選挙のこと書いておられたり、
社会的な視点のご意見もお持ちだと思うんですが、
お金、についてニノさんの視点伺ってみたいなと。


Ninomiya
NINO

今は貨幣経済で世の中は成り立っているわけで、
いずれそれが無くなる可能性も
あると思うんですけれども、
それの移行期だと思ってるんですよ。
だから、その中にいないことには
表現もできないし。

僕も生身の人間なので、
自分の体を維持するためにも、
今の社会システムに共鳴していないと
存在できない。
それをしながら、新しい社会に向かって、
メッセージを送っていくというか。

だから今までの古い社会システムの中ににいながら、
新しい世界を見つつ、
その共有部分にいる、という感覚ですかね。


Ninomiya
NINO

お金をどう捉えるか、ということだけれども、
究極は大多数の人が、例えば昔のネイティブの人みたいに
セージとコミュニケーションできたり、
クリスタルと意思疎通ができるようになれば、
僕はお金はいらないと思うんですよ。

人身売買ができないのとおんなじで、
そのものが行きたいところに行けばいいのであって。
それが究極だと思うんですけれども、
それができない上では、
そこではお金がどうしても必要となってくる。


Ninomiya
NINO

お金も太古の時代においては
物々交換の一つの媒体でしかなかったと思うので、
そこさえ外さなければ、
僕はお金は有効だと思うんですよ。

それも一部の権力者の支配する道具に
成り下がった時点では
やっぱりそういう道具として使えば、
それはそれで間違っちゃうかもしれないけれど。

一つのエネルギー交換の道具として使うのであれば
それは素晴らしい道具だと思いますよ。


石の値段

interviewer
keiko

石の値段って非常に難しいというか、
あってないようなものだと思うんですけれど、
石の値段をつけるときに
氣をつけていることはありますか?

どういった視点で価格を設定されていますか? 
差し支えない範囲で聞かせていただけますか?


Ninomiya
NINO

石の値段は、やっぱりよく聞かれてて、
SNSでも「この石の原価いくらですか?」
って聞かれたこともあります(笑)。

その時は「石のコストはゼロです」って
答えることにしてるんですけど、
つまり、鉱山にあるときは値札は付いていません、
という。。 仕入れ方ですっごい変わってくるんですよ。

例えば、東京にある問屋さんに
電話一本でこの石を送ってくれ
って言えば、電話代だけで
石は手元に届くわけですよ。


interviewer
keiko

このポイント、重要ですね!


Ninomiya
NINO

それと、海外まで飛行機に乗っていって、
何日もかけてショーを見て回って、
ホテルに泊まって、レンタカーしてってやれば、
また全然違った石が仕入れられるわけですよ。
それも安く。

でも、経費は莫大にかかるわけですよ。
うするとそこで仕入れ値、
ただただ仕入値ってことだけで比べれば、
比較はできないわけですよね。
要するにかかってる経費が莫大なので。

もっと極端に言えば、
山の採掘権取っちゃえば、
石に値段付いてないんで、
石の仕入れ値はゼロだけど、
採掘権が1億となれば
それ回収しなきゃななんないわけですから。


Ninomiya
NINO

だから仕入れ値だけ聞くっていうのは
本当に片手落ちで、
信じられないのなら
K C JONESの決済書見てくれ、みたいな。(笑)
ま、公開すればですけれどね(笑)。
そうじゃないと、要するに、
お店の家賃だとか、
色んな経費がかかっているわけで、
それ全部考えた上でのコストですからね、

ただただ仕入れ値だけでいくらだっていうのは、
本末顛倒というか。
これをどういうかは難しいですけれどね。

やっぱり資本主義社会の中で成り立っているので。

どれだけ石の仕入れに
自分のエネルギーを使うか、ですね?


interviewer
keiko

ご自身の使っているエネルギーもそうだと思いますし、
買ってくださる方にとっても、
同じ石でも、この値段で買って欲しいとか、
石の重要性みたいな観点から値段をつける、みたいな、
そういうのはあったりします?


Ninomiya
NINO

僕はそこはないかな。


Ninomiya
NINO

需要と供給のバランスというのもはありますね。
どのくらい供給量があるか、
どのくらい需要があるかで
値段は決まっていくので。

金の値段でとかなどは相場で決まっていくのでそれは如実だけど、
石にもそういう側面はある。

これは石に限らず、すべての物の値段に、
需要と供給があるので、
そこはどうしても反映してきますよね。

それとさっき言った、仕入れの仕方と、
その2つが値段に反映されています。


interviewer
keiko

需要と供給、そして仕入れの仕方ですね?


Ninomiya
NINO

海外に石仕入れに行っても、
その売ってる人のこだわりによって、
石の値段って全然違うんだよね。

「これ、スペシャルだろ!?」
ってボーンってつけてる人もいるけど、
他のとこ行ったらおんなじのを
グラムいくらで売ってる人もいるし。笑

まぁ、それが石だよね。


interviewer
keiko

ま、確かに!
本当に、採掘するのに
本当すごく大変なはずですけど、
それが全部乗っかってるか、って言ったら
そうでなかったりもしますよね?


Ninomiya
NINO

ま、その人の状況にも依るしね。

あと、本当にお金持ちで、
素晴らしい石いっぱい持っていて、
余裕のある人なんかはもう売らないもんね。

石の相場が下がってる時なんか、もう売りません、みたいな。


Ninomiya
NINO

石が少なくなってきて、
値段が上がってきたら、
ちょろっとずつ出すとかさぁ。

ま、De○○○○○なんてその作戦で
ダイヤモンドの値段キープしてるけどさ。

全部買い取って、ちょっとずつ出してさ、
値段が崩れないようにしたりとかさ。
ま、エメラルドとかそんなのも
そんなことやってる人もいるしね。

鉱山で掘れば出るんだけど、
ちょっと採掘しばらく止めておこうみたいな。


Ninomiya
NINO

資本主義社会において
ある程度価値をキープするための技術は
みんなやっぱり使ってるよね。


Ninomiya
NINO

そんなかで、ぼってるのはよくないし、
かといって価値以下で安売りするのも
良くないと僕は思ってて。

適正価格をどう見極めるのか、
も一つのアート


interviewer
keiko

お!また、アートというキーワードが出て来ましたね!


Ninomiya
NINO

石の流通アートの中で、
かなり重要な部分ですね、価格というのは。


interviewer
keiko

石の流通もアートなんですね〜


Ninomiya
NINO

僕はそう捉えてます。

だって写真だってアートでしょ。
商品写真をどう取るかのもアートだし、
ここではちょっと思うようにやってないですけど
陳列とか、ライティングなんかも
重要なんで、アートとして。

次の店(芦屋店)ではそのへんもこだわってやりたいですよね


interviewer
keiko

アートは人の心に訴えるものですね。


Ninomiya
NINO

アートはやっぱり美しい、ものじゃないですか。
より多くの人が美しいものと感じるものがやっぱり、
それが、どれだけ感動を与えられる人が多いかは
重要な要素
かなと。
一人で自己満足していてもしょうがないからね


interviewer
keiko

再び、ですが、アートとは?
日本語だとなんていうか、
英語のアートっていうのはすごく幅が広いんですが、
日本語のアートって
単なるペインティング的な直感的で大胆だったり
自由奔放すぎるものがアートと
理解されることが多いですね。

芸術というと日本の伝統芸術みたいな繊細さが加わるけど、
アートは大胆、みたいな勝手な日本語ニュアンス(笑)が。

いわゆる技巧もアートですし、
テクニックもアートだし、
すごく繊細な領域でもありますよね?


Ninomiya
NINO

僕は人間の行為は全てアートと思っている。
アートという意識でやればですけどね。
タクシーの運転手だってアーティストになりうると思うし、、、


interviewer
keiko

うん、うん、お皿洗いだって、いかに美しく、、、


Ninomiya
NINO

そうそう、すべて、だから、人間の行為は
行う人の意識次第で全てアート、
人間は全てアーティストだと思ってる。
意識次第ですけどね。


interviewer
keiko

表現者という意味でもアーティストですしね


Ninomiya
NINO

美しいということは、一つ重要かなと思う。


interviewer
keiko

それが神聖幾何学の美しさと繋がってるんですね?


Ninomiya
NINO

そうそう、美しいと感じることはアートというのに、
かなり近いのかもしれないな〜。

これね、クリスタルとか自然のもの見てるとさ、
すごい目が肥えてくるじゃん?

何を美しいと感じるのは人それぞれ違うけど、
僕の場合は、美しいとか、綺麗とか。

それが宇宙の法則とか、
地球の美しさに根ざしてるとか、
そこに繋がってると思う
よね。
誰しもが感動するような、そこを目指している。


Ninomiya
NINO

ハワイのクリアな海みて、
みんなやっぱり
わぁ、綺麗って言うじゃん?

それって誰しもが感動するわけじゃないですか?
そういうものだと思うんだよね

ま、色んなアートの捉え方があるし、
アートの定義は難しいんだけどね。



6回に渡ってK C JONESのオーナー 二ノ宮直樹さんのインタビューをさせていただきました。
「石を通して世の中のあり方が見えてくる」
「人間、どう頑張ったって、結晶鉱物は作れない」
「がんばって、人工鉱石作ってるけれど、まだ足下にも及ばない」
というようなお話もあり、
私たちがいかに自然と共生し、
叡智を受け取りながら生きていくかについて、
また私たち自身の直感を磨きながら
この行きすぎた資本主義のの世界を渡っていくか、
など、考える機会となりました。

さすが、単なる石屋さん、ではないですねっ!笑
流通をアートする。
これからのK C JONESさんの動向からますます目が離せない!


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30周年インタビュー(1)
30周年インタビュー(2)
30周年インタビュー(3)
30周年インタビュー(4)
30周年インタビュー(5)

Ninomiya インタビュイー: 二ノ宮直樹
K C JONES Crystal Shop オーナー
1989年K C JONESを下北沢にオープン。
サンフランシスコから輸入したグレイトフルデッド商品等を扱う。1992年K C JONESを渋谷区代官山に移転、クリスタル専門店にリニューアル。「クリスタルを通じて、地球とのコネクトを強く持って欲しい」そんな想いとともに、厳選されたクリスタルを扱い、神聖幾何学を応用したオリジナル商品を企画開発販売している。2019年8月、店舗を兵庫県芦屋市に移転リニューアルオープン。
interviewer インタビュアー: アマナ*ケイコ
Wakeup Artist.
隠れ家音叉ヒーリングサロン *pukalani*オーナー
2004年より音叉によるサウンドヒーリングを中心に、意識とボディの目覚めを促すエネルギーヒーリングセッションを提供。2019年はマウイのpukalaniとの繋がりが強化され 海外と日本を行き来しながら 意識の世界、音の世界、幾何学の世界を探求中。
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